November 28, 2011

「面白い恋人」紛争

 まさかと思っていたが、侵害訴訟か。
 吉本は「面白い恋人」を出願し、特許庁は「類似あり」として登録を拒絶。確定したかどうかが分からないのだが、次の段階へ進める期限が来ているところだった(ひょっとして吉本がそこらをケチったのかもしれない)。
 ということで、このタイミングでの請求は分かるような気がする。
 

Continue reading "「面白い恋人」紛争"

| | Comments (0) | TrackBack (0)

July 23, 2011

「米団体マークにそっくり=消費者庁、シンボル修正へ」報道を斬る

 官庁が悪者だとニュースになるが、真相がそうではないと、きっとニュース価値がないという一例なのかもしれない。このニュースの価値をなくしてみせよう。いや、それでも面白いといってもらえれば幸い。

時事通信 2011/07/13-19:16
<抜粋>
 福嶋浩彦長官は「似ているのは間違いない」とした上で、シンボルマークを修正する方針を明らかにした。
 同庁によると、シンボルマークは東京都在住のデザイナーが作製。特許庁に確認し、商標登録されていないとの回答を得たため、4月1日から使用していたという。
 7月6日にOCLCからファクスで連絡があり、同庁は対応を協議。デザイナーが盗作を否定したため、シンボルマークを手直しすることを決めた。

 記事にあったマークはこちら。著作権法で認められている引用の範囲だと思うので掲載。


Photo_3


Continue reading "「米団体マークにそっくり=消費者庁、シンボル修正へ」報道を斬る"

| | Comments (0) | TrackBack (0)

July 06, 2011

モンシュシュ事件のダメ報道たちよ!

 また、報道機関のダメぶりを見せつけられた。
 本件は、原告ゴンチャロフ社の菓子に関する登録商標「MONCHOUCHOU\モンシュシュ(チョコレートに使用)」に対して、被告モンシュシュ社が洋菓子の包装や看板に「Mon\ chouchou」「モン シュシュ」等の表示をすることが、商標権侵害かどうかということである。6月30日の判決が、本日裁判所のサイトにアップされた。昔を考えれば早いといえなくもないが…
別紙1」には、被告の使用しているものの画像もある。
 一つには、被告は、原告のような一般流通ルートに流れる商品の販売と異なり、主に自分の店で「洋菓子の小売」という事業を行っていて、それが「洋菓子」という商品に関する商標権の侵害となるかという点もある。この点については始めての判断だと思うが、裁判所はこの関係は侵害だと判断している。また、この商標を包装等にも表示しているから、「洋菓子」という商品を販売することにも使用しているとも認定している。
 また、被告の商号は「株式会社モンシュシュ」だが、被告の表示は、自己のよく知られた略称の表示とはいえず、商標権の効力の範囲内であると判断しているのである。
 さらに、損害賠償については、原告はライセンス相場を考慮して、被告売上の2%だと主張したが、被告は「堂島ロール」で広く知られていて、「モン シュシュ」で選ばれているケースは少ないから、売上の0.3%として3,500万円の損害賠償を認めたのである。

Continue reading "モンシュシュ事件のダメ報道たちよ!"

| | Comments (0) | TrackBack (0)

May 16, 2011

博多織訴訟、日本和装の先進的すぎる(?)取組

 地域団体商標「博多織」の商標権を根拠に、博多織工業組合が日本和装ホールディングスの「博多帯」使用に対して商標権侵害による差止、損害賠償を求めたもの(毎日)。
 これは原告、勝てないのかなと思いつつも、被告がウェブサイトで経緯等を全て公開し、掲示板まで設けているのはすごい。これはなかなかできないことと思う。

Continue reading "博多織訴訟、日本和装の先進的すぎる(?)取組"

| | Comments (0) | TrackBack (0)

March 26, 2011

計画停電

 会社の帰り、調布駅の募金に行こうと思ったが間に合わず。千歳烏山から計画停電で真っ暗になってきたが、調布のいつもの店はランタンで営業ということで行ってきた。
 ケータイのカメラしかなかったので分かりにくいが、これが調布駅南口の7時過ぎ。ありえない風景であった。201103251921000_2

光っているのはパトカー。車と一部のビルの非常灯を除き、闇の世界となっていた。

Continue reading "計画停電"

| | Comments (0) | TrackBack (0)

March 21, 2011

近況、地震以後の報道に思うこと等

 2月上旬に半年振りの腰痛。今度は2週間で痛みも取れ、ジョギングを再開したら風邪。長引かせて三半規管がいかれてしまった。2週間近くノンアルコールで過ごしたが、開幕とともにアルコールを復活。徐々に三半規管も落ち着きつつある中で、あの地震。激震地から遠い東京ではあるが、それでもこれまでにない揺れを感じたのであった。ちなみに「三半規管がいかれた」というのは、余震が続く中、ことある毎に揺れているような感触を持たれる方がいるようだが、私にはそんな感覚が1か月近く続いていたのである。今となっては風邪の影響なのか、地震の影響なのか分からないが、少し残っている。

Continue reading "近況、地震以後の報道に思うこと等"

| | Comments (0) | TrackBack (0)

August 10, 2010

猫への餌やり禁止等請求

東京地方裁判所   立川支部   民事第3部  平成22年05月13日判決

<主文より>
1 原告A 1 の差止請求
 被告は,別紙物件目録1記載の土地及び同目録2記載の建物内において,猫に餌を与えてはならない。
2 個人原告らの差止請求
 被告は,別紙物件目録1記載の土地において,猫に餌を与えてはならない。

<事案の概要より>
 原告A 1を除く原告ら(以下「個人原告ら」という。)及び被告は,建物の区分所有等に関する法律(以下「区分所有法」という。)の適用のある本件タウンハウスに居住している。
 本件は,本件タウンハウスの一部の区分所有者である被告が複数の猫に継続的に餌やりを行い,糞尿等による被害を生じさせたことは,区分所有者の共同の利益に反し(同法6条1項),本件タウンハウスの規約(原告A1規約)にも違反すると主張して,原告A1は同法57条1項又は原告A1規約に基づき,個人原告らは人格権に基づき,本件タウンハウスの敷地及び被告区分建物内での猫への餌やりの差止めを求めるとともに,原告らが不法行為に基づく慰謝料(原告A1を除く。)及び弁護士費用の損害金並びに遅延損害金の支払を求める事案である。

<裁判所の判断より>
5 結論
 以上によれば,原告らの請求は,原告A1が原告A1規約違反に基づき主文第1項の内容の差止めを求め,個人原告らが人格権侵害に基づき主文第2項の内容の差止めを求め,原告らが不法行為に基づき主文第3項記載のとおりの損害賠償及びこれらに対する平成20年11月22日から支払済みまで民法所定の年5分の割合による遅延損害金の支払を求める限度で理由があるから,認容し,その余は理由がないから棄却し,仮執行宣言は,主文第3項に限り付し,その余については相当でないので付さないこととし,主文のとおり判決する。

Continue reading "猫への餌やり禁止等請求"

| | Comments (0) | TrackBack (0)

August 08, 2009

近況

 7月31日から本日までオランダ経由でポルトガルとスペイン(主にガリシア地方)に行っていた。負けてはいけない試合の辛い敗北もネットで知ったし、スペインのテレビでも広島原爆や北朝鮮クリントンの報道があった。
 裁判員判決なんて、歴史的にも意義がありそうなこともあったけれど、2つのクスリの事件にかき消されてしまったようだね。
 まずは、時差ボケと現地で引いてしまった風邪を治さなければ…

| | Comments (0) | TrackBack (0)

July 11, 2009

ポルノ映画「レンタルお姉さん」配給差し止め申し立て

  申立書によると、映画は「レンタルお姉さん 欲望家政婦」というタイトルで、06年以降、全国で上映。同事務局はレンタルお姉さんの良好なイメージが損なわれたと主張している。(2009年7月8日19時34分  読売新聞)

 本件、かなり難しい事件だと思うが、そのことを報道した新聞はないようだ。知財推進計画には、「最低限の記事を書ける新聞記者の育成」を入れるべきだ。今度パブコメにでも書いてやる。
 さて、本件の難しさは、映画のタイトルは著作物でも出所表示(商標等)でもなく、自由使用だということにある。報道によれば、商標権(登録第509096号)の出番がないことも、このことを物語っている。不正競争防止法で請求しているというのが、苦しいところ。民法の不法行為では、損害賠償が取れても差止め請求ができないので、差止めができる特別法を使っているのである。この映画は06年から上映されており、水面下で交渉していたのか、発見が遅れたのか、どちらだろうか? この商標の出願は06年5月と遅く、映画上映の後なのかもしれない。登録された分野が違うから、商標権の出番はないけれど、仮に映画がシリーズものであれば、無理無理にタイトルを出所表示と認め、「関係会社と間違えられる」という、「世紀の大作文」をして、不正競争防止法で差止めを認めることができるかも。でも、さすがにそこまで作文すれば、「司法が立法している」と言われてしまうのではないだろうか。たぶんそこまではやらないだろう。
 という、「無理筋」的なものだと思うが、世間を味方にするため、更に成立が困難な仮処分を求めてプレスリリースし、メディアを使うというのは「非常手段」としては「あり」なのだろう。でも、それを自ら認識しているようにはとても見えないこの国のマスメディアは、やはりダメ、長い目で見れば、ユーザーが離れて行くのも仕方がないといわざるを得ないのである。これでNPOが負ければ、メディアは今度は裁判所を叩くのだろうか?
 気の毒な点もあるけれど、「ネーミングの失敗」というのは冷たすぎるだろうか?

| | Comments (0) | TrackBack (0)

September 16, 2008

リック・ライト死去

 ピンクフロイドのキーボード、リック・ライト(リチャード・ライト)死去。たまたま今日i-Podのシャッフルで"Wish You Were Here"が流れたのだった。そういえば昨日は"Dark Side of the Moon"のA面だった。なんてことはたまたまだが、この歳だと、The Wallよりもこっちのアルバムのほうが数段聞き応えがあると思うのである。
 彼のキーボードといえば、"Time"のRhodes Pianoの伴奏を思い出すか、彼が弾いていたのかどうかは分からない。何はともあれ、クリエーターとしての彼らはすごかったと思う。正直なところ、「旬」はそんなに長くなかったとも思うけれど…
 と、あまり誉めてなくて申し訳ないが、合掌。

| | Comments (0) | TrackBack (0)