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June 06, 2010

Genesis \ Seconds Out

 Seconds Out(幻惑のスーパーライブ、紙ジャケット)を買った。ずっとレコードから録音したカセットテープのものを聴いていたのだが、約30年ぶりに買い替えをしたのだった。

 30年前といえば高校2年のときなのだが、この2枚組のレコードを買ったときの高揚感は今でも忘れられない。一部の曲はFMでエアチェックしていたし、安価な輸入版も出回っていたのだが、ここは我慢して、当時の高校生には結構つらい4,000円もする国内版を買った。いや、某大学の生協に発注して、その2割引きで買ったのだった。会員ではなかったけれど、牧歌的な時代だと思って勘弁して欲しい。ジャケットがコート紙か何かで高級感があり、中袋も写真入りの紙袋に入っているデラックスなもの。70年代後半に渋谷陽一氏が「不当評価の(日本では人気のない)ロックグループ」として、10ccやクラフトワーク(両方ともその後「出世」したね)とともに紹介したGenesis、その豪華な2枚組ライブを買ったことに、非常に満足したのであった。メンバーはGabrielがいないがSteve HacketとChester Thompson("Cinema Show"だけBill Bruford)がいるというもの。ダブルドラムスはまだ控えめだが、"Dance of the Volcano"と"Los Endos"のメドレーには、当時も興奮させられたものである。Phil Collinsのアクもそれほど強くないので、それ以降の曲が好きでない人でも問題ないと思う。ベースと12弦のダブルネックとベースペダルを駆使するMike Rutherfordが、何を扱っているのかを耳で楽しむアルバムでもある。唯一残念なことは、Steve Hacketにあまり存在感がなく、この後の脱退もやむなしという感じもすること。ギターが表に出てくる場面が少ないので、ギタリスト諸君にとっては、辛いアルバムなのかもしれない。
 この後、Genesisは確か78年の冬だったと思うが、そして3人が残った(紙ジャケット仕様) 発売後、"Follow me Follow you"が日本でもそこそこシングルヒットし、中野サンプラザ等で小規模な日本公演があった。カンニングペーパーで日本語を読むPhilのジョークが冴え渡ったこともあって、見た人間はほぼ100%、大満足のコンサートなのであった。しかし、Genesisが日本でメジャーになるには、そこから10年ほどを要したのである。
 そんなレコードが、「小さく変わり果てて」しまったけれど、紙ジャケのCDになって帰ってきた。文字の小ささなんて、老眼鏡でも読めないシロモノ。でも、あの高揚感を取り戻すには十分なものである。
 という訳で、個人的な想い出ばかり書いたけれど、これはロックバンドのライブアルバムの名盤の一つとして語り継がれるべき名作、このバンドのライブアルバムの中でも一番の傑作である。リマスタリングの関係か、"Cinema Show"では、これまで聞こえなかったパーカッションの音が聞こえてきた。こんな個人的な経験を読まされても仕方ないと思う方々も、ロックの歴史の一つとして、ぜひ、聴いてみてくだされ。

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Seconds OutGenesis Virgin 1994-11-29  GENESIS(ジェネシス)が1977年に発表した傑作ライブ・アルバム『Sconds Out(眩惑のスーパー・ライヴ)』。  プログレッシブ・ロックとポップ・ミュージック、そして当時多様な音楽を吸収してジャズ・ロックから更...... [Read More]

Tracked on June 16, 2010 at 08:31 PM

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