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July 11, 2009

ポルノ映画「レンタルお姉さん」配給差し止め申し立て

  申立書によると、映画は「レンタルお姉さん 欲望家政婦」というタイトルで、06年以降、全国で上映。同事務局はレンタルお姉さんの良好なイメージが損なわれたと主張している。(2009年7月8日19時34分  読売新聞)

 本件、かなり難しい事件だと思うが、そのことを報道した新聞はないようだ。知財推進計画には、「最低限の記事を書ける新聞記者の育成」を入れるべきだ。今度パブコメにでも書いてやる。
 さて、本件の難しさは、映画のタイトルは著作物でも出所表示(商標等)でもなく、自由使用だということにある。報道によれば、商標権(登録第509096号)の出番がないことも、このことを物語っている。不正競争防止法で請求しているというのが、苦しいところ。民法の不法行為では、損害賠償が取れても差止め請求ができないので、差止めができる特別法を使っているのである。この映画は06年から上映されており、水面下で交渉していたのか、発見が遅れたのか、どちらだろうか? この商標の出願は06年5月と遅く、映画上映の後なのかもしれない。登録された分野が違うから、商標権の出番はないけれど、仮に映画がシリーズものであれば、無理無理にタイトルを出所表示と認め、「関係会社と間違えられる」という、「世紀の大作文」をして、不正競争防止法で差止めを認めることができるかも。でも、さすがにそこまで作文すれば、「司法が立法している」と言われてしまうのではないだろうか。たぶんそこまではやらないだろう。
 という、「無理筋」的なものだと思うが、世間を味方にするため、更に成立が困難な仮処分を求めてプレスリリースし、メディアを使うというのは「非常手段」としては「あり」なのだろう。でも、それを自ら認識しているようにはとても見えないこの国のマスメディアは、やはりダメ、長い目で見れば、ユーザーが離れて行くのも仕方がないといわざるを得ないのである。これでNPOが負ければ、メディアは今度は裁判所を叩くのだろうか?
 気の毒な点もあるけれど、「ネーミングの失敗」というのは冷たすぎるだろうか?

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