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December 28, 2006

来季も『栃木SC』選考、商標登録に時間

<引用>
 新しいチーム名を公募していたサッカーJFL・栃木SCは二十六日、商標登録に時間がかかることから来季は名称を変更しないと発表した。(略)
 SCの村上龍也常務は記者会見で、同クラブと関係のない団体などと名称の重複を避けるために、新チーム名を商標登録する方針を強調。そのうえで「商標登録の手続きには半年弱かかる」と述べ、来季に間に合わなかったと説明した。
 一方で、根強い人気のあった現名称の「栃木SC」は、意味的な範囲が広すぎて商標登録できないことも判明。
杉藤貴浩

東京新聞 - 2006年12月26日

 「重複を避けるために」とは、類似するものがないようにという意味だろう。詳しくは書かないが、「栃木SC」だったら、類似商標が登録されている可能性は、かなり低いと思う。
 「半年弱かかる」というが、実際には登録すべきものと認められるか、ダメな理由が通知されるかまで、条約との関係もあって7か月ぐらいかかる。もっと実務的には、願書を出してから2か月ぐらいたつと、やっと出願当日までの全ての出願が把握できるようになるので(基本的には早いもの勝ち)、ちゃんと調査ができればそれなりの安全圏に入ることができる。
 「意味的な範囲が広すぎて商標登録できないことも判明」というのは、おそらく、「栃木」は商品やサービスの産地・消費地だし、「SC」は、ありふれたもの(ローマ字2文字までは基本的にはそう判断される)であり、その組み合わせも商標(ブランド)として機能しないものだから商標登録されないと判断したのだろう。一般論としては、こういうものを安易に登録して独占させるのは問題かもしれない。ただ、FC東京、横浜FC、愛媛FCが登録されている状況で、ここも一応全国リーグのJFLのチーム名称なのだから、広く知られていると言えそうだ。なんせ天皇杯ではJ2のヴェルディに勝ち、敗れたものの清水からも4点も取っている。だから、本業のサービスである「サッカー(又はスポーツ)の興行の運営」についてはもちろん、グッズ関連のたとえば「文房具,被服」等についても、商標登録されるべきものではあると思う(商標権は商品・サービス毎の権利)。代理人がサッカーやそのファン(その商品・サービスの需要者)のことを理解していかなったので、こんなアドバイスをしてしまったのではないだろうか?(偉そうかな?)
 今「栃木SC」を出願しておけば、夏頃には審査結果も出て、仮にダメといわれても意見書で争えば今年中に権利が取れそうな気もする。
 実は「ヴァンフォーレ」みたいな、親しみのある愛称をつけたいがための言い訳なのかもしれない。今後ファンがどう呼ぶのかも含めてちょっと注目したい。

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