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February 26, 2006

「スポーツの敵」との闘い (浦和3-1G大阪 3月25日)

 追記(3月5日)
 「とんでもないカメラマン」については誤解があり、記事に加筆があったので再度リンクを参照してください。

 「マスコミに大ブーイングするレッズゴール裏を パシャパシャと撮り続ける とんでもないカメラマンが登場!!
 この周囲の事実関係がおおむね正しいとすれば、サッカーファン、いや、スポーツファンなのか何なのか分からないが、我々のスポーツ、もっと広い範囲の文化の敵である一部の「マスゴミ」との「闘い」の必要性が、顕在化した一つの事例であろうと思う。もちろん、「ペットボトル投げる」とか、「手を出す」とかやったらゴミ以下なので、それは念のため。
 報道の自由というのは、基本的人権にもかかわる最も尊重されるべき権利だと思うが、そのためなら他人の正当な権利を侵害してもいいという勘違いをする輩が少なくない。本件も、選手と現場のサポーターとが、試合後にコミュニケーション(それも挨拶程度)をする権利を侵害され、その挙句に更に起こった事件とぐらいはいえるだろう。現場のサポーターは、テレビ観戦者や報道機関と違い、金を払って現場にいるのだから、そのぐらいの権利はあるはずだ。
 ちょっと例としては違うのだが、著作権法41条では、「写真、映画、放送その他の方法によつて時事の事件を報道する場合には、当該事件を構成し、又は当該事件の過程において見られ、若しくは聞かれる著作物は、報道の目的上正当な範囲内において、複製し、及び当該事件の報道に伴つて利用することができる。」とある。これと同じようは複製や利用を我々がブログでやったら、場合によってはブタ箱行きだ。
 だからこそ、このような特権を与えられている者には、責任も伴うということだけは忘れてもらいたくない。「何でもありではない」という点でいうと、写真週刊誌を売るために、ヌード写真ばかり刺激的に紹介した映画の紹介記事らしきものが、「報道の目的上正当な範囲内」ではないとされた判決例を思い出した。

H13.11. 8 東京地裁 平成12(ワ)2023 著作権 民事訴訟事件
「当裁判所の判断」から抜粋
 本件記事が著作権法41条所定の時事の事件の報道のための利用に該当するかどうかを検討するに,同条所定の利用というためには,本件記事がその構成,内容等に照らして,時事の事件を報道する記事と認められることを要するというべきであるが,本件記事においては,前記認定のとおり,本件映画に関して,「A初ヌード」「『裸乳シーン』も公開で大騒動!」というような各大見出しが付され,本件活版記事にAの3つのヌードシーンを具体的に説明する文章があり,さらに本件写真が本件グラビアの最後の1ページのほぼ全体を使って掲載され「ラブシーンで全裸になるA。」などの記述が付されているのであって,このような本件記事の構成及び内容からみれば,本件記事が主として伝達している内容は,女優Aが本件映画で初めてヌードになっているということに尽きるものであって,本件記事は,読者の性的好奇心を刺激して本誌の購買意欲をかきたてようとの意図で記述されているものといわざるを得ない。そして,本件映画においてAがヌードになっているということが時事の事件の報道に該当しないことは明らかであるから,本件記事への本件写真掲載は,著作権法41条所定の時事の事件の報道のための利用に当たらないというべきである。

 もちろん私は「浦和レッズの敵」であり、浦和の事件だから何となく「喜劇感」も感じるのだけれど、本件は我々の生活に大きく影響するゆゆしき事態だと思うので、注目していきたいと思う。

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